人気バンド、Belle and Sebastianのスチュアート・マードックが、ソロアルバムを映画化したミュージカルとのこと。
イヴという拒食症の女の子が主人公(エミリー・ブラウニング)。やがてイヴはジェームズ(オリー・アレクサンデル)とキャシー(ハンナ・マリー)という女の子と一緒にバンドを結成することになる。
ぼく自身はどちらかと言えば野暮ったいハードロックなんかを聴いていた世代で、映画で言えば『ロック・オブ・エイジズ』なんかがとてもぴったりとくる感じなのだけれど、あまりよくは知らないBelle and Sebastianの音楽もとても沁みるものがある。ベスト盤みたいなアルバムは『フルキズ・ソングス』という題名で日本でも発売されていて、どちらかと言えば内向的でナイーヴな感覚の曲が多いのだろうと思う。
ヴォーカルも務めるスチュアート・マードックのささやくような歌い方も印象的だし、どの曲もとても心地よくて聴けば聴くほど沁みる。この『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』の曲は結構暗い曲も多いのだけれど、ミュージカルということもあって青春映画らしい楽しさもあるし、どの曲もとても心地いい。
主演のエミリー・ブラウニングは『エンジェル・ウォーズ』の主役だった女の子。妙にブサイクに見える瞬間もあるのだけれど、オシャレな衣装の着せ替え人形のように登場するところはかわいらしいし、歌声もとてもいいし個人的にはとても気になる。
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