『アデル、ブルーは熱い色』レア・セドゥ目当てのファンを当て込んで発売されたと思わしき日本未公開作品。ぼくももちろんレア目当て。レアはもちろんセクシーなんだけれど、笑うと歯がすきっ歯で(シュワちゃん風に)、そんなアンバランスなところが妙に気にかかる存在。

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 冒頭ではレアが扇情的な仕草で踊るシーンがある。これはそのままタイトルバックにもなっていて、このシークエンスはタイポグラフィとか音楽(KasabianShoot The Runner」とのこと)とかも含めてとてもシャレている。


 レアは男の気を引くためにそんな躍りをしてみせたわけだが、その男サム(ヤニック・レニエは物思いにふけるためか、女に興味がないのかまったく関心がない様子。そのレアをビデオ撮影しているマチューは彼女の兄らしく、彼もレアの狙っているサムに気があるらしい。

 そんなわけで誰もレアに興味がないという設定。というよりもこれはゲイ・ムービー的な部分もある作品で、主人公はサムなのだから仕方ない。途中からレアが拾ったナンパな感じの男も含めた4人でのロードムービーとなる。男たちは皆それぞれにイケメンだし、ゲイ・ムービーとしてのほうがもしかしたら楽しめるのかも……。

 実はサムには暗い過去があって、そのことに決着をつけるためにある場所へ向かっている。結構暗い部分もあるけれど、フランス映画らしい雰囲気もあってなかなか楽しめると思う。