『ダークナイト』シリーズのクリストファー・ノーラン監督の最新作。主演はマシュー・マコノヒー。共演にはアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マット・デイモン、マイケル・ケインとかなり豪華。

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 169分というかなりの長尺ながら、それを感じさせないほど様々なアイディアが詰まった映画だった。地球の危機を救うという点では『アルマゲドン』的なディザスター映画を感じさせるし、幽霊話はシャマランに通じるものを感じる。さらには『2001年宇宙の旅』からの影響は明らかで(モノリスを思わせるロボット!)、SFと言っても「Science Fiction」ばかりでなく「Speculative Fiction」を思わせる部分もある。かなりB級スレスレのぶっ飛んだ展開をしつつも、最終的には科学的な説明をつけて、親と子の愛の物語へと結びつけるあたりは何だかんだ言っても見応えがあったと思う。

 ※ 以下、ちょっとネタバレも

 脇役だったマット・デイモンだが、彼が裏切り者だとはまったく考えなかったので、意外な展開には驚いた。『プロミスト・ランド』でもマット・デイモンは自分のことを「ぼくは悪いやつじゃない」などと言い、アメリカの旗を背負っていたわけで、そんなマットが裏切るなどとは思わなかったからだ。この後の展開はハラハラドキドキといったところで、このあたりは『ゼロ・グラビティ』を意識しているような気もするし、とにかく色々なものが詰め込まれて169分でも足りないくらい濃密な映画体験だった。
 最後はちょっと蛇足気味な感じがしないでもないけれど、全体としてはやはり観る価値がある作品だと思うし、長尺とはいえ映画館の迫力のある画面で観ておきたい1本だと思う。